『頻繁に出しすぎて、大切なスーツを傷めないかしら・・・』
『ベストな頻度でクリーニングをして、料金を抑えたい』
スーツをクリーニングするには、ベストな頻度で利用することが大切です
また、平均的な料金相場を知っていることも賢く利用するために欠かせませんよね
今回はそんなスーツをクリーニング利用するときの頻度のほか、料金の相場を3段階(格安、普通、高級)に分けてご紹介していきます
この記事の目次
スーツのクリーニング頻度はどれ位がベスト?
スーツでクリーニングを利用するときは、一体どのくらいの頻度で出せばよいのか気になりますよね
結論から言いますとスーツをクリーニングに出す頻度は、1シーズンに1回がベスト
その理由はこの頻度なら汚れや臭いのこびりつき具合も浅く、スーツの傷みも最低限に抑えることができるためです
汚れが気になるからといって何度も頻繁にクリーニングをすると、スーツの生地は傷んでしまいますよね
しかし、一方でクリーニングせずに放置しておくと、スーツの汚れや臭いが頑固に染みついてしまいます
このように長期間放置した汚れは、落とせなくなってしまうこともあるのです
そのため、スーツは最低でも1シーズンに1回はクリーニングに出すようにしましょう
そんな疑問を感じることもありますよね
1シーズンとは4月から10月の春夏期と、10月から3月までの秋冬期のことを指します
スーツには春夏用と秋冬用、オールシーズン向けの3つがあり、季節ごとに種類があるのが特徴
着用する時期も、春夏用のスーツは4月~、秋冬用のスーツは10月~に分かれているのです
そのため、スーツでクリーニングを利用する際は春夏期の終わる10月以降と、秋冬期の終わる3月以降に1度出すようにするのが目安です
ちなみに、シーズンが終わったら速やかにクリーニングに出すことも大切
着用してから時間の経たないうちに早めに出せば、汚れや臭いもよりキレイに落とせるためです
「汗のシミや臭いが気になる…」
「ワインや料理で大きなシミがついてしまった・・・」
そんなときには、シーズンに関係なくクリーニングを利用しましょう
時間が経過して落としにくくなる前に、速やかにキレイにしておくことが大切です
スーツのクリーニング料金相場はどれ位?
スーツのクリーニングをするには、料金相場を知っておくことが大切です
- 格安で約1,000円~1,500円
- 平均値で1,600円~2,000円
- 高額のところで5,000円以上程度
となっており、業者によって大きな差があるのが特徴
料金にこうした差があるのは、業者によってクリーニング技術やサービス内容に違いがあるためです
それぞれの価格帯の主な特徴を確認してみましょう
チェーン店の中でも価格の安い業者や宅配クリーニングをパックで利用したときの価格の目安が1,000円~1,500円
また、リナビスの様なパックサービスでは5点や10点など、さまざまな種類の衣類をまとめてクリーニングすることが可能です家族の衣類など、スーツ以外の服とまとめてクリーニングしたいときにはおすすめ
一般的な価格のチェーン店や、スーツ単品で宅配クリーニングを利用したときの価格の目安が1,600円~2,000円です
宅配クリーニングは単品の場合、パックと比べて割高にはなりますが、丁寧な仕上げが期待できます
また、業者によってはリファイン加工といって衣類を新品に近い状態に回復させるオプションやしみ抜きのオプションが無料で受けられる場合も
そのため価格だけでなく質も重視するなら、単品で利用するのがおすすめです
おもに高級宅配クリーニングを利用した場合、5,000円以上の価格帯となります
高級クリーニングは、その技術が高いのが特徴で通常の宅配クリーニングではドライクリーニングのみの場合が多いですが、高級宅配クリーニングではウェットクリーニングといって、衣類の水洗いが可能です
また使用する溶剤の品質やメンテナンスへのこだわりも強く、大事なスーツを安全かつ確実にきれいにしてほしい、という方に特におすすめ
長く愛用したいブランド物のスーツや特殊な素材のスーツなどは思い切って高級クリーニングに出す方が安心ですね
スーツはお任せ♪おすすめクリーニング店3選※格安~高級まで♪宅配で便利
リナビスはパック課金でお得感◎
引用元:リナビス公式サイト
リネットは利便性バグツン♪価格も安い
引用元:リネット公式サイト
高級ブランドはキレイナにお任せ♪
引用元:キレイナ公式サイト
スーツをクリーニングに出す時の注意点
スーツをクリーニングに出す際の注意点は主に3つ
- ポケットの中を確認する
- スーツの状態を確認する
- スーツは上下セットでクリーニングに出す
ポケットの中を確認
スーツのポケットに、ものが入っていないかを確認しましょう
例えばボールペンが入ったままだと、インクが付いてしまうなどのアクシデントが起こる原因となります
店頭タイプのクリーニング店では、受付のときにポケットを確認してくれますが、宅配クリーニングでは受付なしで配送することになるので、集荷前にはとくによくポケットの中身を確認しておくと良いでしょう
スーツの状態を確認しておきましょう
スーツのどの部分に汚れがあるのか、またほつれている部分がないかを確認してから出しましょう
長期間放置した汚れは、クリーニングでも落ちない場合があります
『こんな汚れ、ついていなかったはずだけど・・・』
スーツの状態をご自身でもよく確認しておけば、こんなときのトラブルもスムーズに対応できますよね
スーツは上下一緒に出しましょう
スーツをクリーニングする際は、上下一緒に出すようにしましょう
その理由は、上下どちらか片方をクリーニングすると、もう片方との色味に違いが出てくる可能性があるためです
せっかく上下セットで購入したスーツも、クリーニングによって上下の感じがバラバラになってしまっては残念ですよね
セットで長く着用するためにも、スーツは上下セットで出すのが基本と言えるでしょう
クリーニングから戻ってきたらやる事
『クリーニングできたからもう安心♪』
そう思って、クリーニング後のスーツをそのままクローゼットにしまってはいませんか?
実は、スーツは保管前にひと手間加えてあげれば、保管状態がぐんとアップするんです
スーツのクリーニングを長くキープするための保管手順をご説明します
- STEP1袋を取り外し、陰干しをする
クリーニングから戻ってきたスーツには、袋がかぶせられていますよね
こうした袋がかぶせられている場合は、まず取り外しましょう
取り外したら室内で1日ほど陰干しをします
こうしたひと手間を加え、スーツが自宅に届くまでにたまってしまった湿気を取り除いてあげましょう
湿気は嫌な臭いやカビの元になるため、スーツにこもらないようにしてあげることが大切です
- STEP2風通しの良いカバーを取り付ける
スーツを乾燥させたら、風通しの良いカバーをかけてあげましょう
ビニールカバーの場合は空気を通さないため、不織布のカバーがお勧めです
風通しのよいカバーをすることで、スーツをホコリや虫食いから守り、なおかつ湿気にも対策することができますよ
- STEP3除湿剤と防虫剤を使用して保管する
カバーをかけたら、クローゼットにかけて保管をしましょう
その際、除湿剤と防虫剤も使用して保管することが大切でせっかくカバーをしていても、お部屋自体に湿気や虫の発生原因があるのではそれまでの対策も水の泡に・・・
スーツをよい状態で保管するのなら、除湿剤と防虫剤で保管環境を整えてあげることも欠かせません
ご自身の好みの除湿剤と防虫剤を用意し、スーツを保管しましょう
長持ちさせる為に自宅で出来るスーツの手入れ
『1シーズンに1度のクリーニングで済むようにしたい』
『ちょっとした汚れやしわは自分で落としたいのだけれど…』
汚れやしわがついたらその都度クリーニングに出すのって、なかなか大変ですよね
何度もクリーニングに出すと、その分利用料金もかさばってしまいます
ここでは、自宅でできるスーツの簡単なお手入れ方法をご紹介します
主なお手入れ方法は大きく分けて5つ
- ブラッシングでほこりを落とす
- 1着だけで着続けない
- 上下別々にハンガーをかける
- 汚れは濡れタオルでオフ
- 湿気を取ってしわ取り
ブラシを使ってホコリを落とす
スーツは毎日着ていると、しだいにホコリが目立ってきます
そんなときは、ブラシで軽くホコリを払いましょう
同じ要領で、花粉やフケも落とすことができますよ。ちなみにブラシは、衣類用のものを用意しましょう
1日着たら次の日は休ませる
スーツは毎日同じものを着ていればその分汚れや臭いもつきやすく、傷みの進行も早くなってしまいます
そのため、1シーズンに2着以上は用意して、着回せるようにすると良いでしょう
1日着たら次の日には違うスーツを着るようにすれば、スーツを長く清潔に保つことができますよ
上下を別々にハンガーにかける
スーツを上下とも同じハンガーにかけてはいませんか?
スーツを上下一緒にハンガーへかけるとしわが発生しやすくなってしまいます
また、湿気がたまりカビや臭いの発生の原因にも
こうした湿気やしわなどのリスクを避けるため、スーツは上下を別々のハンガーにかけ、重ねずに通気をよくしてあげることが大切です
汚れは濡れタオルで落とす
多少の汚れなら、濡れタオルで落とすことができます
熱いお湯で濡らして絞ったタオルで叩くようにして、汚れを落としましょう。その後、スーツをハンガーにかけて干します
また、汚れがつよい場合はおしゃれ着用洗剤などをタオルに含めれば、同じようにタオルで叩いで落とすこともできます
このとき、アルカリ性の洗剤などを利用するとスーツを傷めてしまうので、必ず中性洗剤を使用するようにしましょう
汚れをふき取った後は、洗剤のあとが残らないようタオルでしっかりふき取ります
湿気を使ってしわを取る
スーツに使用されているウールは水分を含むと膨らみ、乾くと元に戻る性質があります
そのため、スーツのしわは湿気を上手に使えば簡単に落とせます
ポイントは、蒸気をあてた後、しっかり乾かすこと
蒸気の当て方には、次のような方法があります
アイロンのスチーム機能を使う
スーツの近距離から、アイロンのスチーム機能を使って蒸気を当てます
しわがひどい場合はあて布の上からアイロンを当て、スチームでしわを伸ばしましょう
霧吹きを使用する
霧吹きに水を入れ吹きかけたら、ハンガーにつるして乾かすだけです。霧吹きの場合は蒸気ではなく水ですが、軽いしわなら十分に落とせますよ
こちらの方法は、しわ伸ばしの中でも最も簡単な方法といえるでしょう
入浴後の浴室に干す
浴室乾燥用の干しざおのある方に、おすすめの方法
入浴後の浴室に30分ほど干して蒸気を当てたら、その後一晩部屋干しをします
スーツ全体に蒸気がかかるので、しわが多い場合にも簡単に落とすことができますよ
また、こうした3つの方法以外にも、市販のしわ取りスプレーを使用して手軽にしわを落とす方法もあります。しわ取りスプレーをかけたら、スーツの形を整え、ハンガーにかけて乾燥させて完了です
スーツのクリーニング&手入れ方法まとめ
今回はスーツを上手にクリーニングに出すために必要な知識やコツをお伝えしました
スーツのクリーニングは、1シーズンに1回もしくは汚れがひどい場合はその都度利用するようにしましょう
料金相場の平均値は1,600円~2,000円で、格安の場合は1,000円~1,500円、高級クリーニングの場合は5,000円以上となります
スーツのクリーニング料金はこのようにサービス内容やクリーニング技術によって料金が異なってきます
ご紹介したご自宅での保管やケア方法も参考にし、ご自身に合った頻度や料金でスーツをクリーニングできるとよいですね