柔らかく弾力性のあるウレタンマットレス(布団)は人気があり、愛用している方も多いのですが、種類やサイズによっては取り扱いのできない業者もあるのをご存じですか?
今回はウレタンマットレス(布団)のクリーニングが依頼できるおすすめの5店をご紹介します
クリーニングを使用する前に確認したい注意事項や、普段できるケア方法についても解説するのでぜひチェックしてくださいね
この記事の目次
ウレタンマットレスのクリーニングが得意な5店
まずは、ウレタンマットレスのクリーニングでおすすめの業者を5つご紹介します
業者の特徴や料金・取り扱いのマットレスタイプなどを分かりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください
京葉クリーンライフ
引用元:京葉クリーンライフ
概要
・EM(微生物を使用した洗剤)による高い洗浄力と安全性が特徴 ・全国での宅急便サービスのほか、千葉や都内では集配サービスもあり ・安全性の高い防ダニ加工のオプション利用可能 |
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料金 | 宅配便
※1 |
1枚: 厚さ5cmまで S
11,880円(税込・送料込み) |
集配サービス
※2 |
厚さ5cm以内:S 3,960円(税込)
ベビー 1,650円(税込) SD・D 4,510円(税込) 厚さ5cm以上:S 4,510円(税込) SD・D 5,060円(税込) ムアツ敷布団:S 4,510円(税込) SD・D 5,060円(税込) 低反発マットレス:S 5,610円(税込) SD・D 6,710円(税込) |
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取り扱い出来る
タイプやメーカー |
・ウレタンマットレス
・ムアツ敷布団 ・低反発マットレス |
※ 2020年6月1日より10月31日までウレタンマットレスの取り扱い停止中
※1加算料金が発生するもの:マットレス薄(厚さ5cmまで)SD/D 低反発マットレスS/SD/D マットレス厚(5cm以上)S/SD/D ムアツ敷布団S/SD/D
北海道・沖縄県・離島は送料が別途加算
※2利用料金3,300円以上の場合に都内と千葉県(一部地域)にて利用可能
集配料は千葉県の場合は無料、都内での利用の場合は別途集配料が1,100円必要
京葉クリーンライフでは全国で宅配便での利用ができ、千葉の一部と東京23区では集配サービスが利用可能です
千葉県の利用可能地域なら集配手数料無料で利用できます
様々な厚さや種類のマットレスに対応しているので『うちのマットレスでも取り扱ってもらえるか不安…』といった場合でも、利用できる可能性も高いですよ
フレスコ
引用元:フレスコ公式サイト
概要
・全国一律送料無料で利用できる ・専用機械での高品質な丸洗いがしてもらえる ・漂白剤を使用せず、中性洗剤で優しく洗浄 |
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料金 | 1点:10,800円(税別)
(リピート価格 10,500円(税別)) 2点: 12,900円(税別) (リピート価格 12,600円(税別)) 3点: 14,850円(税別) (リピート価格 :14,350円(税別)) |
取り扱い出来る
タイプやメーカー |
・低反発マットレスは不可 |
フレスコでは全国どこでも送料無料で利用できます
北海道や沖縄などの方でも無料なため、そうした地域の方でもお得に利用が可能ですよ
ただし気をつけたいのが、低反発のマットレスのクリーニングはできないということ
そのためフレスコは高反発のウレタンマットレスをお得にクリーニングしたい、というかたにおすすめです
アイクリーン
引用元:アイクリーンサービス
概要
・全国への宅配送料無料 ・安全性の高い石けんで洗浄 ・酵素系の漂白剤で安全かつ素材を傷めない |
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料金 ※1 | 1枚 6,750円(税込) |
取り扱い出来る
タイプやメーカー |
・整圧布団、ムアツふとんシングルは割増
・ダブルサイズは全て不可 ・低反発シングルサイズについては、機能の保証不可の上でなら利用可能 |
※1 カビ取り・脱臭処理については割増料金1,100円
送料は一部の離れ島を除いてすべて無料
今回ご紹介する5社の中でもダントツで価格が安いのがアイクリーンです
とにかく安くクリーニングをしたい、という方には手軽に利用できるのでおすすめですよ
しかし、気をつけたいのがダブルサイズの利用ができないこと
また、低反発のマットレスに関しても機能性が落ちることに同意したうえでなら利用が可能なので、多少不便な点があっても低価格にこだわりたいという方におすすめの業者と言えるでしょう
ふとんの玉手箱
引用元:アイクリーン公式サイト
概要
・仕上がりに満足できない場合は返金可能 ・丁寧で安心な個別洗浄 ・シングル1枚向けのプレミアムコースがある |
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料金 | ノーマル | シングル1枚11,880円(税込)
2枚20,980円(税込) セミダブル1枚12,880円(税込) ダブル1枚13,880円(税込) |
プレミアム | シングル1枚15,000円(税込)
セミダブル1枚17,000円(税込) ダブル1枚18,000円(税込) |
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取り扱い出来る
タイプやメーカー |
・ムアツ布団
・AIR ・トゥルースリーパー ・テンピュール敷布団 ・整圧布団 |
※ムアツ布団の場合は機械の構造上、個別洗浄は不可
ウレタンマットレスのクリーニングでは珍しい、プレミアムコースのあるふとんの玉手箱
プレミアムコースでは最新設備を使用し、手作業で汚れを落とします
またカビ取りやオゾンを使用した雑菌消臭加工もしてくれるので、汚れの気になるマットレスにはおすすめのコースですよ
『うちのマットレスの汚れがひどいんだけど、受け付けてもらえるかしら…』
そんな時には、ふとんの玉手箱を利用してみるのもよいでしょう
クリーニングデア
引用元:デア公式サイト
概要
・個別に手洗いをするため洗浄力が高い ・布団の復元加工をしてくれる ・合成洗剤不使用 |
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料金 | シングル9,500円(税抜)
ダブル13,500円(税抜) |
取り扱い出来る
タイプやメーカー |
・ムアツ布団
・ウレタン布団 |
乾燥する工程で布団の復元加工もしてくれるのが、クリーニングデアです
ムアツ布団の場合は自然乾燥のため仕上がりまで1か月かかりますが、その分丁寧な作業を期待できますよね
洗浄も個別に手洗いをしているので、クリーニングの一つ一つの工程をしっかり行いキレイにしてくれますよ
ウレタンマットレスは自分で洗える?
ウレタンマットレスの自宅での洗濯は、正直、おすすめできないのが現状です…
自宅では洗濯できない理由は主に2つあります
- 洗濯すると劣化する可能性が高い
- 乾燥にかなり時間がかかる
洗濯すると劣化する可能性が高い
ウレタンマットレスの素材であるウレタンは、洗濯するとその柔軟性や耐久性が劣化してしまいます
また、吸水力に優れているため水に濡らすとかなりの水分を吸収し、重さに耐えられなくなり破れてしまうことも…
このように繊細なウレタンマットレスは、ご自宅で洗うには破損というリスクが伴います
乾燥にかなり時間がかかる
ウレタンは水分をかなり吸収するため、その分乾燥にも時間がかかります
素材によっては、乾燥までに1か月もかかってしまうこともあるほどなんですよ
そんな乾きにくいウレタンマットレスを自宅で乾燥させるには、かなり手間がかかる上、生乾きというリスクも伴います
ウレタンマットレスを生乾きのまま放置すると雑菌やカビのほか、嫌な臭いが発生する原因になることも…
さらに熱に弱いため乾燥機も使用できず、日光に当てて干しても黄色く日焼けしてしまいます
ウレタンはこのように洗濯や乾燥による劣化が予測されるため、自宅での洗濯はお勧めできないのです
ウレタンマットレスをクリーニングに出す前の注意点
ウレタンマットレスは、場合によってはクリーニングを受け付けてもらえないことも…
そのため、クリーニングに出す前にはマットレスの種類・サイズや状態をチェックすることが大切です
- 種類
- サイズ
- 状態
種類
ウレタンマットレスには高反発マットレスと低反発マットレスがあります
低反発マットレスは水に濡れると劣化するため、多くのクリーニング店では取り扱いがありません
一方、高反発ウレタンマットレスは、高温スチーム以外でクリーニングを行う業者では取り扱いが可能ですが、それ以外の業者では取り扱うことができません
そのため、ウレタンマットレスをクリーニングする際は、ご自宅のマットレスの種類の取り扱いがあるかどうかを事前によく確認することが大切です
サイズ
ウレタンマットレスのクリーニングができる業者の中には、シングルサイズだけ取り扱っている業者もあります
セミダブルやダブルサイズは取り扱いのない場合があるので、これらのサイズのマットレスをクリーニングする方は事前に取り扱いがあるかを確認しましょう
また、宅配クリーニング業者の場合は、業者で使用する集配用の袋に入るサイズかどうかも取り扱いのポイントになります
例えば3つ折りのできない1枚板タイプのマットレスなどはこの場合利用できないケースがあるので注意しましょう
状態
依頼するマットレスの状態によっても、クリーニング不可となる場合があります
例えば嘔吐物などの汚物による汚れがひどいもの、濡れているもの、生地が破れているような場合は、受け付けてもらうことができません
また長年使用した劣化の激しいマットレスも、取り扱い不可となる場合があるので注意しましょう
ウレタンマットレスの手入れ方法
『普段のお手入れはどうしたらいいの?』
ウレタンマットレスの清潔を保つには、自宅でケアすることも大切です
シーツやパットを利用する
ウレタンマットレスにシーツやパットを敷き、肌が直接当たらないようにすればかなりの汚れが防げます
とくにおすすめなのが、防水シーツ
防水シーツを敷いた上からシーツでカバーをすれば、汗やおねしょなどの水溶性の汚れを防いで清潔に利用できます
また、ウレタンマットレスの下に湿気とりマットやすのこシートを使用することもおすすめです
マットを下に敷くことで通気をよくし、湿気が吸収されるのを防ぐことができますよ
なお使用するシーツやマットは定期的に洗うようにしましょう
マットレスの上下前後を替えて使用する
ローテーションといわれる使用方法で、定期的にマットレスの表裏をひっくり返したり、上下をさかさにしたりして使用する方法です
こうすることによって、マットレスの一部分ばかりに負荷がかからないようにし、劣化を防ぐことができます
手軽にできるのでお勧めの方法なので、ぜひ試してみてくださいね
掃除機をかける
こちらも簡単にできるケアとしておすすめの方法です
なお、掃除機をかけるときのコツは掃除機をゆっくりと動かすこと
そのように1つひとつの個所に時間をかけて掃除機をかけることで、マットレスについているダニやほこりをよりキレイに吸い取ることができるためです
壁に立てかける
マットレスは3週間に1度くらいのペースで、壁に立てかかるとよいでしょう
立てて壁にかけた状態にすれば、寝かせた状態よりも通気をよくすることができます
こうしたひと工夫によって、マットレスに湿気がたまらないようにすることができるのです
また毎日できるケアとして、朝起きたら掛布団ははいでおく習慣もつけるとよいでしょう
そうしたひと手間だけでも、マットレスへ湿気がこもるのを防ぐことができますよ
汚れは濡れタオルでふき取る
マットレスが汚れた場合は、水で濡らして絞ったタオルで汚れをふき取りましょう
汚れ部分をタオルで叩くようにすれば、汚れも落ちやすくなります
汚れがひどい場合には、中性洗剤を含ませたタオルでふき取ることも可能です
ふき取った後は濡れタオルでしっかりと洗剤も落としましょう
また、おねしょなどでマットレスが汚れた場合には、タオルを押し付けて水分を吸収します
水分を取る場合は、吸収性の高いおむつでも代用することができますよ
クリーニングに出さない方が良い場合はある?
ウレタンマットレスの劣化がひどい場合には、クリーニングに出しても復元できないことがあります
ちなみにウレタンマットレスの寿命はウレタンの密度や復元率によって異なり、低反発マットレスの場合は3~5年、高反発の場合は6~8年が一般的な寿命といわれています
マットレスが劣化したと思ったら、これらの寿命を過ぎていないかを確認してみてくださいね
また、まだ寿命でないとしても、次のような劣化がある場合は新しいマットレスの購入を検討してみましょう
反発力がなくなってしまった
使用しているうちにヘタってしまうと、マットレスの反発力もさがります
反発力の回復は、クリーニングでは困難です
生地に破れがある
生地が破れたり擦り切れていたりするマットレスは、クリーニングによってさらに破損が広がってしまうことがあります
カビが発生している
一旦カビの生えてしまったマットレスも、クリーニングによる復元は難しいです
目安として、マットレスの半分以上にカビが発生している場合は新しいマットレスを購入するようにしましょう
まとめ
ウレタンマットレスは自宅での洗濯はできないため、クリーニングを活用することが必要です
クリーニングを利用する際には、マットレスの種類・サイズや状態を確認し、利用したいクリーニング店での取り扱いがあるかを事前にかくにんするようにしましょう
また、寿命を超えていたり劣化が激しいマットレスは、クリーニングに出しても復元ができない場合があります
そういった場合には、新しいマットレスを購入することも検討しましょう
ウレタンマットレスを清潔に保ち、快適な睡眠を保てるとよいですね