着る頻度が多い時もあればめったに着る機会がなかったりするのが礼服
でも、大切な冠婚葬祭の際には常にキレイな礼服を用意しておきたいですよね
『久しぶりに着る機会があってクローゼットから出すとカビが生えていた』
『しばらく放置していた礼服のシミがひどい事に、臭いも…』
いざ、着る時になったらこんな状態にならない様に礼服はしっかりと保管、クリーニングに出して保管しておきましょう
クリーニング店によってはしばらく無料で保管してくれるお店もありますので使う時まで適切な環境で礼服をきれいな状態にできます
この記事では意外と放置しがちな礼服の保管、手入れ、クリーニングに関する内容をまとめました
- 礼服はどれくらいの頻度でクリーニングするのが良いのか?
- 自宅では洗わない方が良いのか?
- 礼服を安くクリーニングするのはどこがおすすめ?
- 礼服の適切な管理方法
などをまとめましたので参考にしてみてください
この記事の目次
礼服と普通のスーツとの違いとクリーニング相場(男女)
礼服と言うと漆黒のスーツと言うイメージだと思いますが、黒のビジネススーツもあります
微妙な違いがあるのはご存知でしょうか?
まだ、若い時はあまり気にならないかもしれませんが、年を重ねるほどTPOに合った装いが重要になってきますので、違いを簡単にご紹介します
生地の色
ビジネススーツの黒と礼服の黒は同じではありません
明るい場所などで見ると礼服の黒の方がより漆黒に近い事が分かります
つまり単純に黒色の濃さが違うのです
逆にビジネスシーンで礼服を見ると結構違いが分かるものです
生地の質
生地の質感も礼服とビジネススーツでは違う場合が多いですね
礼服にはウールなどの重たい印象のある素材が使用される事がほとんど
逆にビジネススーツは化繊が混ざっていたり、する事が多いですね
生地の光沢
礼服を思い浮かべて光沢の違いをイメージされる方も多いと思います
ビジネススーツの黒は黒さの濃さだけでなく光沢がある事が多く、見た目にはっきりと違います
礼服の場合はお葬式などで光沢があるとマナー違反となる為、光沢がありません
他にも礼服の特徴としてシルエットがゆったりしたものが多い、ジャケットにベントが入っていないなどの特徴がありますが、基本的には見た目で判断できる部分が多いですね
礼服のクリーニングの相場
礼服は一般的に普通のビジネススーツよりも値段が高めに設定されています
男性の場合はジャケットとパンツと分かれている場合もありますが、上下セットの相場は1,500円~2,000円程度となります
普通のビジネススーツよりも500円ほ高いイメージですね
女性の礼服の場合はワンピース、上下、ブラウス、スカートなどに分かれて出す為、アイテムによって相場が変わってきます
スーツなどの場合は男性同様普通のビジネススーツよりも高くなります
他のアイテムもクリーニング店によっては変わらない場合もありますが、少し高くなるイメージです
礼服のクリーニング代金が高くなる理由は?
礼服のクリーニング代金が普通のスーツや洋服と比べて高くなる理由は普通のクリーニングなら有料のオプションがセットにされている事が多い為です
クリーニング店によっても違いがありますので予めチェックする必要がありますが、防虫、防カビ、撥水、抗菌加工などがはじめからついている事が多いですね
他にも個別荒い、礼服用の洗剤を使用する、乾燥時に型崩れしにくい方法を行うなどがあります
逆についていると思ったオプションがついておらず、付加する必要がある場合もありますので確認してください
ただ、普通のビジネススーツの通常コースよりも礼服は丁重にクリーニングされるのが基本と言うわけです
礼服はどれ位の頻度でクリーニングするのがベスト?
結論から言いますと、クリーニングに出す間がないという事を覗けば着用ごとに出すのがベストです
一度しか使用しておらずあまり汚れていない様に感じるかもしれませんが、時期や会場によっては汗をたくさんかいていたり、お線香などの臭いが付着しています
適切なケアを行わないと汗ジミやにおいが取れにくくなってしまいます
特に女性はお化粧などが礼服についている事が多く、黒で目立ってしまう事もあります
ただ、礼服の着用シーンは状況によって違います
一般の弔問客と親族とでは着用している時間が全然違いますよね
結婚式などでも披露宴だけ出て汗もほとんど書いていない場合と結婚式、披露宴、二次会と1日中来ている場合であれば汚れも全然違います
例えばお通夜などの短い間に少しだけ着たと言う方であれば自宅での手入れを行い、数回きてからクリーニングに出す形でも良いと思います
どれ位の日数で返却される?急ぎで礼服をクリーニングに出したい
礼服のクリーニングは先ほども言いました様に普通のクリーニングよりもオプションがついている事がほとんどです
その為、店舗によっては通常よりも日数がかかる場合が多いです
いつも通りに返ってくると思っていたら、思ったよりも時間がかかってしまい焦った
何て事にならない様に返却に関しては出すときにしっかりと聞いておきましょう
忙しくてクリーニングに出す間がないと言う方は店舗だけでなく宅配クリーニングを検討するのも一つの手です
宅配クリーニングはお店や場所によっては24時まで集荷に来てくれたりと店舗よりもサービスが充実している場合が多く値段も安いです
また、店舗型と違い営業時間と言うものはありませんので24時間申し込むことが出来るので自分のタイミングで出しやすいのもメリットです
礼服をクリーニングに出す前のケアと出すときの注意点
礼服を着用したらすぐにクリーニングに出すのが理想ですが、クリーニングに出すまでに数日以上時間がある方は必ず着用後のケアを忘れない様にしましょう
ハンガーにかけておく
礼服は脱いだら脱ぎっぱなしにせず必ず風通しのいい場所にハンガーにかけておきましょう
スーツ用の幅が広いハンガーでなければ型崩れを起こす可能性がありますので注意してください
スカートなどはピンチではさみ固定いし、パンツは2つ折りにしてハンガーにかけておきましょう
ブラッシングをかけて光沢を予防する
ブラッシングをする事でほこりを取り除き、毛並みを整える事が出来ます
また、光沢感を防ぐ効果もあります
礼服は光沢感がない物を着るのがマナーですので長く礼服を使用する為にはブラッシングを怠らない様にしましょう
歯ブラシを使って簡単な汚れを落とす
ファンデーションや食べこぼしなどが礼服についてしまって、クリーニングに出すまでの間でも台所用の中性洗剤と歯ブラシを使用して簡単に汚れは取っておきましょう
クリーニングに出すからと言って放置すると汚れが取れにくくなります
クリーニング店には礼服と必ず伝える
クリーニング店にもよりますが、受付の人のスキルは様々です
経験がある方であれば見ただけで礼服と分かりますが、経験が浅いパート、アルバイトの方だと礼服ではなく普通のビジネススーツとしてクリーニングに出してしまう事も
普通はありえませんが、念のため出す際には礼服だと言う事は伝えておきましょう
また、貰ったらレシートにも礼服として受け付けられているを確認すると良いですね
後はクリーニング店の方も確認はしてくれますが、ポケットの中に物が入っていないかや修理する箇所はないか?なども自分でチェックしておくと良いです
礼服は家で洗っても大丈夫?
最近は自宅でも洗えるタイプの礼服がありますので、その場合は洗う事も可能です
ただ、洗濯機によっては型崩れが起きる可能性もありますので出来れば手洗いがお勧めです
お水を洗面台などに溜めて洗剤を使用して洗い、脱水だけ洗濯機で行う問うのがお勧めです
脱水の強弱を選べるのであれば弱めが良いですね
すすぎは手洗いをし再度脱水をする
と言う流れになります
ただ、洗えたとしてもアイロンがけを普通通りしてしまうと光沢感が出る恐れがあります
何度も言いますが、テカリはマナー違反になるのでアイロンがけを失敗してしまうと礼服としての役割を果たす事が出来ません
初めからクリーニングに出しておけばよかった何て事にならない様にアイロンがけには十分注意してください
当て布をしたり、スチームタイプのアイロンを使用しましょう
不安な方はやはりクリーニングに出すのがベスト
光沢が出過ぎてしまうと買いなおす羽目になってしまいますので
クリーニング後の正しい保管方法
クリーニングに出した礼服が返ってくると次いつ着るか分からないなんて言うのが普通だったりしませんか?
しばらく、放置される礼服は正しく保管しましょう
カバーは一旦外して空気に触れさせる
クリーニングに出した後、かぶせられたビニールをそのままにしてクローゼットに入れている方は多いと思います
でも、ビニールはすぐにはがしてください
理由はビニールは通気性が悪くホコリなどを防ぐ働きはありますが、熱がこもりやすくカビが生えやすい状況作り出します
ビニールから出してからは風通しのいい場所で1日ほど陰干し、その後は通気性の良い不織布のスーツ用保管袋(購入時についてくる袋です)に入れて保管しましょう
防虫剤を入れる
また、防虫剤や出来れば除湿剤もいれておくと礼服の保管状況は万全となります
クリーニングに出して安心しても何年も来ていなかった礼服を開けると虫に食われていた問う話も珍しくありません
せっかくクリーニングに出したのであれば保管までしっかりとケアしてくださいね