高級ダウンと言えばココと言われるほど高い知名度と愛用者を持っているモンクレール(MONCLER)
カナダグース、水沢ダウン、タトラス、デュベティカなどとともに高級ダウンの人気ブランドとして知られています
中綿には最高品質ダウンの証であるキャトルフロコン(4つの羽)マークを取得しているホワイトグースの産毛のみを使用しており、職人によって1g単位の細かい手作業で作られています
モンクレールはシルエットの美しさも高く評価されており、スーツスタイルに違和感なくダウンを合わせることができるのも、モンクレールのファッション性の高さも物語っています
価格帯が非常に高価なのにも関わらず確かな品質とファッション性の両立で日本では爆発的な人気ですね
そんな憧れのモンクレール、クリーニング屋さんで受付が断られるほど、クリーニングが難しいって知ってますか?
困ったないつもスーツ出してるクリーニング屋さんモンクレールのダウン無理らしい(T ^ T)どこかいいとこないかな
— たくや (J.F.F) (@pm_et) September 15, 2018
モンクレの生地については、クリーニング屋さんも悲鳴のtweetをしていましたね。ボクも前持っていたモンクレール裂けましたw
— しんの字 (@shinnara777) February 16, 2019
『高級ってことは丈夫で長持ちじゃないの!?』
『いつものクリーニング屋さんでDX仕上で依頼すればいいんでしょ?』
モンクレールなどの高級ダウンは相応のお手入れの方法があるのです
このページではモンクレールのクリーニングに出すときの注意点や、お店選びのポイントについてまとめました
無料保管もあり♪宅配なので全国どこからでもOK
この記事の目次
モンクレールが普通のクリーニング店で断られる訳
近所のクリーニング屋の店頭に「モンクレールのダウンは受付できません」なんてお知らせを見たことありませんか?
クリーニング失敗によるトラブルを事前に防ぐためだと考えられますが、何がトラブルの元なのでしょうか?
高級だから丈夫だとは限らない繊細な生地
ダウンジャケットに多く使われる生地のナイロンやポリエステル、軽くて丈夫で吸水性が高いのでダウンの暖かい空気を逃がさないのにぴったり
モンクレールのダウンにももちろんよくつかわれています
その反面、汚れを吸着しやすく、色落ちしやすいという欠点もあります
モンクレール社製のダウン、正しくクリーニングしても色落ちのトラブルが多発しているらしい。
地元のクリーニング屋さんでは取扱中止になったそうで。
持ってる人は要注意!— 高宮 凪 (@rai_mei) April 5, 2014
私もモンクレール被害者の一人。すごい色落ちでクリーニング店と揉めたよ。
それからデュベティカに変えたけど同じかー。— M hanahana (@hana_hi_sys) December 12, 2018
高級ダウンに通常のドライクリーニングは危険!ウェットクリーニングを選んで
通常クリーニング店のクリーニング手法は、皮脂汚れがよく落ちるドライクリーニングが主流です
ダウンコートの洗濯表示もドライマークな事が多いです
しかしモンクレールのダウンなどをドライクリーニング、しかも洗浄力を高めにした場合にあたってしまうと…
羽毛が空気を抱き込むのに大切な油まで洗われてしまい、ダウンの命のふんわり感が失われてしまう可能性があるんです(涙)
洗濯表示はドライなのに!?となりますが、これは企業側が家庭での激しい洗濯を避けるためのようです
洗濯機でざばざば洗っても痛みますからね…
よくブランドを知らないクリーニング屋さんが高級ダウンと知らずに他のと同じように洗ってしまったらと考えると恐ろしいですよね
高性能ダウンの落とし穴?高気密の生地だから起こるトラブル
前でも触れましたが、ダウンコートに使う生地は保温性を高めるために、風や水を通しにくい目の詰まったナイロンやポリエステルが多いです
目が詰まっているという事は、水やクリーニング溶剤が通りにくく、乾きにくいという事です
その結果、クリーニングの洗剤や溶剤が特に乾きにくい縫い目に残ってしまい「際つき(きわつき)」というキルティング沿いにシミが残る現象がおこることがあります
ダウンジャケットのトラブルで代表的なのが、際つき(キワツキ)と言われる現象です。
際つき(キワツキ)とは、キルティングの縫い目部分に沿って濡れたようなシミが出来る現象を言います。ダウンジャケットは、中綿(なかわた)を含んでいるという特徴から、通気性を抑える為に生地の密度が高い製品です。また、そのような効果を得る為にコーティング加工を施している場合もあります。
このように生地の密度が高いということは、洗濯後の脱水や脱液の効果が得られ難いうえに、乾燥もし難いという弱点があります。
東京都クリーニング生活衛生共同組合より出典
https://www.tokyo929.or.jp/column/washing_cleaning/post_86.php
乾燥ムラがトラブルになるならタンブラーで一気に乾燥すればいいんじゃない?となりますが
そうすると今度は繊細な金具や縫い目などの破損にも注意が必要です
それぞれのダウンの状態を見極めてクリーニングできるプロがいるクリーニング屋さんを選ぶ必要があるんですね
モンクレールのクリーニング料金はどのくらい?大手の白洋舎と高級クリーニング対応店の場合
ダウンクリーニングに精通したプロに頼むとなると、金額はどれくらい?
街の大手クリーニングと、モンクレールと同じ高級ダウンブランドのカナダグースがおすすめするクリーニング屋さんを例に見てみましょう
白洋舎 |
クリーニング カラキヤ |
|
クリーニング料金 (税込) |
8,478円 | 5,616円 |
撥水加工 (税込) |
2,376円 | 0円(クリーニング料に含む) |
送料(往復) ※東京都内在住の場合 |
0円 | 3,154円 |
支払い手数料 | 0円 (クレジット) |
324円 (代引き) |
合計 | 10,854円 | 9,094円 |
※こちらの金額はダウンコートを宅配でクリーニングに出した場合の概算です、実際のアイテムによって金額は変動しますので詳しくは各クリーニング店にお問い合わせください
住んでいる地域やアイテムの種類によりますが、一着1万円弱かかる計算になります
ダウンジャケットの状態を見極めて、職人が手間暇かけて一着一着丁寧に仕事をするなら確かにこのくらいはしそうですね
…ですがクリーニングに一万円だと中々の金額(笑)
新品から間もないうちは上記のお店でお手入れをしてもらい、年数を重ねてきたら品質も良くてコストももう少し抑えられるとこを探しはじめてもいいかもしれません
ページ下部に高級ダウンの取り扱い実績も豊富なお店をまとめていますので参考にどうぞ♪
モンクレールダウンと長く付き合うお手入れのコツ♪
高級ダウンを長持ちさせるにはやはりお手入れが大事♪
丸洗いをするのはクリーニング店にお願いするとして、自分でできるお手入れは何でしょう?いざクリーニングに出すときの頻度はどのくらいかまとめました
こまめにやるのがポイント♪家でできるお手入れ
- 雨や汗で濡れてしまったらこすらずタオルなどで押さえて吸い取った後、完全に乾かしてから保管
- 汚れがついてしまったらすぐふき取る、汚れの種類によってはクリーニング店に相談する
とにかく汚れに早く気が付くよう着たら毎回チェックです
そして部分的なら自分でシミ落としにチャレンジするのもいいですが、自己流でやって悪化させた…なんて事にならないために早めにクリーニング店に相談するのがおすすめです
ダウンジャケット収納の時に気を付けたいポイント♪
着終わった後
- 表面を軽くブラッシングします(デリケートな素材でブラッシングNGな表示があったらやめましょう)細かい汚れを落としたり、シミ汚れのチェックにもなります
- 風通しのいい日のあたらない場所に、完全に湿気を飛ばしてからしまうようにしましょう
他の衣類に重ならないようなゆったりとしたスペースに、型崩れ予防の厚めのハンガーにかけて保存できるとベスト
長期保存の時
- クリーニングなどで丸洗いをし汚れを取り除く
- ほこり除けの不織布などのカバーをかけて、風通しのいいゆとりのある場所で保管
かさ張るからといって圧縮袋にいれてしますと、中綿のフェザーが折れたりして品質の低下につながるのでNGです
クリーニング戻りのビニールも不識布にかえてください湿気がこもって痛んでしまいます
モンクレールの生地は変色のトラブルをよく聞きます
空気が停滞する場所にずっと置いておくと変色の原因になるので、保管しているクローゼットは定期的に空気の入れ替えをするようにしましょう
クローゼットに余裕がない…という場合はクリーニングの保管サービスを使ってみるのもおすすめです♪
クリーニングに出す頻度は?毎シーズン忘れずに♪
『今シーズン一回しか着てないし、汚れも目立たないからクリーニングださなくていいや♪』
待ってください~見えないだけで汚れていますよ~~
冬でも見えない汗や皮脂汚れは必ずついてきます
汚れは放置することで変質して落ちにくくなったり長期保管中のカビの原因にもなります
1シーズン着たら汚れが目立たなくてもクリーニングしてからしまいましょう!
汚れの程度にもよりますが、シーズン中でも目立つ汚れは早めに対処した方がおすすめです
見極める!モンクレールのクリーニング店選びのポイント3点
最寄りのクリーニング店は高級ダウンのクリーニング向いているのか確認したい、もうちょっと安いところを自分で探したい…そんなときに押さえたいポイントはこちら
- ウェットクリーニングがある、またはドライクリーニングでもダウンに適した洗剤を使っているか
- 料金はわかりやすいか、他のコートと同じような値段で安すぎないかどうか
- モンクレールなどの高級ダウンコートのクリーニング実績が多数あるかどうか
大切なモンクレールを預けるのです、まずはどうやってクリーニングをするのかお店に確認してみましょう
高い技術と手間がかかる高級ダウンのクリーニングはコストがかかるのも仕方がないと思います
通常のドライコースと同じような金額だとしたら、お店側がよほど無理をしている良心価格か、通常と同じような事しかしていないという事ですので注意です
実際にクリーニングする職人さんの知識と経験が頼りになりますので多数実績を持っているところにお願いするのが確実ですね
モンクレールも安心♪おすすめクリーニング店3店
リナビスは保管などの無料サービスも多い人気宅クリ店
洗い方 | ウェット(水洗い) ※洋服に合った洗い方を選択 |
高級ダウンの 取り扱い実績 |
実績豊富で安心♪ |
支払いタイプ と料金※税込 |
点数に応じたパック料金タイプ ※12ヶ月間の保管が無料 5点:9,405円 10点:12,870円 15点:17,820円 20点:21,780円 |
送料 | 無料 |
撥水加工 | 無し |
納期 | 最短5日~ |
特徴 | 創業56年の東田ドライが運営母体 しみ抜き、保管、ボタン付けなどの無料サービスが充実 高級ダウンや衣類の取り扱い実績も豊富なので安心感がある |
プラスキューブはデザイン性の高いアイテムが得意
洗い方 | ウェット(水洗い) ※洋服に合った洗い方を選択 |
高級ダウンの 取り扱い実績 |
実績豊富で安心♪ |
支払いタイプ と料金※税込 |
点数に応じたパック料金タイプ ・キューブセレクト 5点パック:9,900円 10点パック:18,700円 20点パック:30,800円 ・キューブプレミアム 5点パック:14,850円 10点パック:27,500円 20点パック:44,000円 ※水沢ダウンは完全個別洗いのプレミアムがおすすめ |
送料 | 無料 |
撥水加工 | 別途見積もり |
納期 | 1週間~ |
特徴 | 実店舗を8点展開するいすいが母体 元紳士服のデザイナーが運営し、クリーニングにデザイン性をプラスした仕上がりに定評あり |
キレイナは高級ブランドが得意で風合いも復元可能
洗い方 | ウェット(水洗い) ※洋服に合った洗い方を選択 |
高級ダウンの 取り扱い実績 |
実績豊富で安心♪ |
支払いタイプ と料金 |
衣類ごとの個別料金タイプ 7,700円 |
送料 | 片道無料:7,000円以上 往復無料:12,000円以上 |
撥水加工 | 1,200円 |
納期 | 10日~ |
特徴 | 元はウェディングドレスなどを専門として扱ってきたお店 女性スタッフ中心で品質の高いクリーニングに定評あり |
クリーニング 方法 |
高級ダウン 実績 |
タイプ | 料金 | 撥水加工 | 送料 | 納期 | 公式 | |
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キレイナ | 洋服に合わせる ※ドライ&ウェット |
多数の実績 | 衣類別に課金 | 7,700円 | 1,200円 | 片道無料:7,000円以上 往復無料:12,000円以上 |
10日~ | |
プラス キューブ |
洋服に合わせる ※ドライ&ウェット |
多数の実績 | 5点~のパック課金 | 5点:14,850円 10点:27,500円 20点:44,000円 |
要見積もり | 無料 | 1週間~ | |
リナビス | 洋服に合わせる ※ドライ&ウェット |
多数の実績 | 5点~のパック課金 | 5点:9,405円 10点:12,870円 15点:17,820円 20点:21,780円 |
無し | 無料 | 最短5日~ |
モンクレールのダウンは実績と技術を持っているクリーニング店でお手入れをお願いしたいものです
ダウンジャケットのクリーニングはオプションサービスが豊富で、家まで取りに来てくれる宅配クリーニングがおすすめです♪
保管サービス、撥水加工、しみ抜き、リペア、おまとめパック料金等々、自分に必要なサービスを選んで自分に合ったクリーニング店を選びましょう